群疑満腹とは
疑わしいことが次々と起こり、心の中に多くの疑念が生じること。
また、多くの人が疑いの心を抱くこと。
古代中国、三国時代。蜀漢の丞相「諸葛亮」が、君主の「劉禅」に北伐に出発する際に提出した『後出師表』の一節に由来する。
諸葛亮は臣下としての忠誠心を示すとともに、北伐作戦の危険性や成功の不確実さ、兵士や民衆の安全、政務の安定、劉禅の判断に対する不安など、心中に生じる多くの疑念を率直に述べた。
このことから、心が疑念で満たされるさまを「群疑満腹」と表現した。
四字熟語 | 群疑満腹 |
---|---|
読み | ぐんぎまんぷく |
出典 | 諸葛亮『後出師表』 |
類義語 | |
使用漢字 | 満、疑、群、腹 |
最終更新日:2025年9月10日 |