為虎添翼とは

強い虎が翼を持つように、もとから力のある者がさらに強力になること。

この成語は、『左伝』(中国の古典書籍)に登場するエピソードに由来している。
ある時、戦国時代の強国であるえんの王が、他国に対抗するために虎に翼をつけて飛ばせようとする物語から来ている。
ここでは、強大な力にさらに強力な能力を加えることで、さらに困難な状況が引き起こされるという警告が込められている。

同義語:「為虎傅翼いこふよく」「傅虎為翼ふこいよく

例文

・優秀な人材が加わったことで、チームはまさに為虎添翼となった。
・新しい技術の導入は、この企業にとって為虎添翼の効果をもたらした。

四字熟語 為虎添翼
読み いこてんよく
出典 『韓非子』難勢
英訳 The powerful becoming even more powerful.
使用漢字
最終更新日:2025年9月18日