有為転変とは

この世のすべての物事は常に移り変わり、一定の状態にとどまることはないという意味。
仏教の無常観を表す言葉であり、人生や世の中の状況が絶えず変化することを示している。
世の中の栄枯盛衰や人生の浮き沈みを象徴する言葉として使われる。

「有為」は因果の理によって生じた現象や存在。仏教においては、人間の世界やあらゆる事象を指す。
「転変」は移り変わること、変化すること。

同義語:「有為無常ういむじょう

例文

・歴史を振り返れば、有為転変が常であり、どんな権力も永遠には続かないことがわかる。
・会社の業績が急激に変動するのを見て、有為転変の世の中だと実感した。
・長年繁栄を誇った町も、時代の流れとともに衰退し、有為転変の理を思わせる。
・人生には思いがけない出来事が次々と起こるが、それこそが有為転変の本質である。

四字熟語 有為転変
読み ういてんぺん
英訳 the vicissitudes of life
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月10日