月下氷人とは

男女の仲を取り持つ人。仲人。縁結びの神。

古代中国の2つの故事、「月下老人」と「氷上人」を組み合わせた言葉。

「月下」は「月下老人」を略したもの。
唐の韋固いごが、旅先で月明かりの下で老人に出会った。
その老人は、赤い縄で繋がれているという韋固の将来の妻を予言し、後に予言通りの相手と結婚したという。
そのことから「月下老人」は縁結びの神様とされている。
続幽怪録ぞくゆうかいろく

「氷人」は「氷上人」を略したもの。
晋の令狐策れいこさくが、ある夜、氷の上に立って氷の下の人と話した夢を見た。
占いの名人である索紞さくたんは、氷の上と下というのは陽と陰で男女を示し、これは婚姻の媒酌をする前兆だと夢解きし、実際にそのとおりになったという。
晋書しんじょ

四字熟語 月下氷人
読み げっかひょうじん
出典 『続幽怪録』、『晋書』
英訳 matchmaker
使用漢字
最終更新日:2020年3月13日