安歩当車とは
貧しい暮らしに甘んじて我慢すること。
また、自分の力量や身の丈に合わないことをしようとする、あるいは無理に大きなことをしようとするたとえ。
本来は「車に乗るほうが楽だが、買えないのでのんびり歩く」という意味で、転じて、過大な挑戦の危うさを戒める言葉としても使われる。
「安歩」は、足元を安定させて歩くこと。
「当車」は、車に当たる、つまり車のような大きなものにぶつかることを指す。
例文
・彼は安歩当車のように、自分の能力を超える仕事を引き受けてしまった。
・安歩当車にならないよう、自分の適性に合った挑戦をするべきだ。
・彼は安歩当車を避け、少しずつ経験を積んでいくことに決めた。
・若い社員が安歩当車のように、大きなプロジェクトを引き受けてしまい失敗してしまった。
| 四字熟語 | 安歩当車 |
|---|---|
| 読み | あんぽとうしゃ |
| 出典 | 『戦国策』斉策上 |
| 英訳 | To overreach To take on something beyond one's capability |
| 使用漢字 | 安、当、歩、車 |
| 最終更新日:2025年8月31日 | |