安歩当車とは

貧乏に安んじて我慢するたとえ。
誰でも歩くよりは車に乗るほうがいいが、買えるほど財産がないから車のかわりにのんびり歩こうということ。
自分の力量に合わないことをしようとすること、または無理をして大きなことをしようとすることを意味する。

「安歩」は、足元を安定させて歩くことを意味する。
「当車」は、車に当たる、つまり車のような大きなものにぶつかることを指す。

自分の力を超えて大きなことに挑戦しようとするが、実際には不適切で無理があるという状況を表す。
つまり、過大な挑戦をすることの危険性を警告する意味で使われる。

例文

・彼は安歩当車のように、自分の能力を超える仕事を引き受けてしまった。
・安歩当車にならないよう、自分の適性に合った挑戦をするべきだ。
・彼は安歩当車を避け、少しずつ経験を積んでいくことに決めた。
・若い社員が安歩当車のように、大きなプロジェクトを引き受けてしまい失敗してしまった。

四字熟語 安歩当車
読み あんぽとうしゃ
英訳 To overreach
To take on something beyond one's capability
使用漢字
最終更新日:2024年12月19日