夏桀殷紂

夏桀殷紂とは

古代中国の、夏かの『桀王けつおう』と殷いんの『紂王ちゅうおう』の２人の王。
ともに暴虐な君主の代名詞となった。

夏の桀王は、末喜まっきという美しい妻に溺れ、政治を省みなくなり、肉山脯林にくざんほりんと呼ばれる肉を山のように盛る豪華な宴会を催し、国力を衰えさた。その結果、殷の湯王に敗れて国を失った。

殷の紂王は、愛妾の妲己だっきに溺れ、日夜、酒池肉林しゅちにくりんと呼ばれた盛大な宴会を開いては乱交にふけり、有能な忠臣であった箕子きしと比干ひかんの諫言を退け、結果的に周の武王に敗れて、殷王朝を滅亡させた。