因循姑息とは

古い習慣にとらわれて革新を嫌い、その場しのぎの対応を繰り返すこと。
目先の利益や安全を優先し、根本的な解決を避ける態度を批判する言葉である。
また、消極的でぐずぐず迷っている様子。

「因循」は昔からの慣習に従い、新しいことを受け入れず、決断力に欠けること。
「姑息」は一時的な対策で問題を先送りし、その場をしのぐこと。

特に、政治や経営において改革を避け、旧来のやり方に固執する姿勢を指すことが多い。
また、個人の行動においても、決断力がなく、場当たり的な対応を続けることを非難する際に使われる。

例文

・会社の因循姑息な経営方針が続いた結果、競争力を失い、市場から取り残された。
・因循姑息な対応では、長期的な問題の解決にはならない。
・政府の因循姑息な政策により、社会の停滞が続いている。
・彼の因循姑息な態度が、プロジェクトの進行を妨げている。

四字熟語 因循姑息
読み いんじゅんこそく
英訳 indeterminateness
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月7日