右顧左眄とは

決断を下す際に周囲の思惑や状況を気にしすぎて、なかなか決められないことを意味する。
右か左かを決めかねて迷うように、人の意見や周りの状況を気にして決断を躊躇う状態を表す。
決定を避けたり、周りの反応を気にしすぎることに対する警告や批判を含んでおり、物事を進めるためには自分の考えをしっかりと持つことが重要であるという教訓が込められている。

」は右側、右の方向。
」は振り返る、気にかける、考慮する。
」は左側、左の方向。
べん」は目を向ける、視線を送る。

別表記:「左顧右眄さこうべん」「右眄左顧うべんさこ」「左眄右顧さべんうこ」「右顧左顧うこさこ

例文

・彼は右顧左眄してばかりで、どちらに進むべきか決められなかった。
・あなたが右顧左眄している間に、他の人たちは次々と行動を起こしている。
・右顧左眄しているばかりでは、何も成し遂げることはできない。
・上司が右顧左眄するせいで、プロジェクトは進展しなかった。

四字熟語 右顧左眄
読み うこさべん
英訳 Looking right and left and all around, unable to make up one's mind
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月10日