優性遺伝とは

有性生殖の遺伝に関する現象。
父と母からそれぞれ受け継いだ2つの遺伝子のうち、どちらか片方に異常があると発症する遺伝形式。

遺伝子に優劣があるという誤解や偏見を避けるため、2017年に日本遺伝学会は「優性遺伝」は「顕性遺伝けんせいいでん」、「劣性遺伝」は「潜性遺伝せんせいいでん」と呼称するように改めた。

例文

・遺伝学の権威メンデルはえんどう豆を例に優性遺伝と劣性遺伝を説明した。
・赤い目を持つ犬は優性遺伝の性質を受け継いでいる。
・優性遺伝が顕著に現れる場合、特定の特徴が強く次の世代に引き継がれる。
・この特徴は優性遺伝なので、親のどちらかがその特徴を持っていれば必ず子に現れる。
・優性遺伝の影響を受けやすい性質は、次世代にも強く引き継がれることが多い。

四字熟語 優性遺伝
読み ゆうせいいでん
出典 グレゴール・ヨハン・メンデル
英訳 Dominant inheritance
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年1月20日