以耳代目とは

実際に自分の目で確かめていないのに、聞いた話だけで見たことにしてしまうこと。
他人の報告をそのまま信用すること。
「耳をもって目に代える」という意味を持ち、直接見聞きしたわけではない情報を、まるで自分の目で見たかのように受け取り、判断したり話したりすることを指す。
日本語の古典的な表現であり、特に江戸時代の文学や書簡などで使われることがあった。
「耳を以て目に代う」と訓読する。

例文

・彼女の噂は以耳代目で広まり、真偽がわからなくなっていた。
・以耳代目の情報に頼ると、誤解や思い込みが生まれやすい。

四字熟語 以耳代目
読み いじだいもく
出典 『児女英雄伝』
英訳 relay on hearsay instead of seeing for oneself
使用漢字
最終更新日:2025年9月25日