一士諤諤とは

ほとんどの者が権勢に媚びて流され従っている中で、一人だけが恐れず、勇気を持って直言すること。

「諤諤」は正しいと思うことを勇敢に主張すること。

「千人の諾諾だくだくは、一士の諤諤がくがくかず」を略した言葉。

横暴だった秦の政治家商鞅しょうおうに、もっと謙虚になって欲しいと忠告した趙良ちょうりょうの言葉が由来。
趙良は「千匹の羊の皮は、一匹の狐の皮には及びません。千人の盲従は、一人の志ある人物の直言には及びません。周の武王は、臣下に直言させたために反映し、殷の紂王は、臣下を黙り込ませてしまったために滅亡しました」と語った。

四字熟語 一士諤諤
読み いっしがくがく
出典 『史記』商君列伝
使用漢字
最終更新日:2024年10月21日