萎縮震慄とは

恐怖に震え、生気を失って動けなくなっている様子。
恐れや緊張、極度の不安によって萎縮し、震えることを意味する。
心理的または身体的な緊張が高まり、行動や思考が抑制されてしまう状態を表している。
特に、強い恐怖や威圧的な状況に直面した際に使われることが多い。

人民すでに自国の政府に対して萎縮震慄の心をいだけり、あに外国に競うて文明を争うにいとまあらんや。
福沢諭吉『学問のすすめ』

別表記:「痿縮震慄」

例文

・本当の恐怖に直面した人間は萎縮震慄してしまうだろう。
・厳しい上司の怒声を聞いて、新人は萎縮震慄し、言葉を失った。
・大地震の揺れが続く中、彼は萎縮震慄して動けなかった。
・恐ろしい事件の目撃者は、萎縮震慄して警察に何も話せなかった。

四字熟語 萎縮震慄
読み いしゅくしんりつ
出典 福沢諭吉『学問のすすめ』
英訳 Cowering and trembling in fear
類義語
使用漢字
最終更新日:2024年12月26日