紆余委蛇とは

山道や林道が蛇のようにくねくねと曲がりながら、右へ左へとうねり続いている様子を指す。
単に道だけでなく、物事が順調に進まず、曲折が多いことの比喩としても使われる。

「紆余」は曲がりくねること。まっすぐではなく、遠回りをする様子。
「委蛇」は蛇が身をくねらせながら進むこと。道や物事が思うように進まず、波乱を含む様子を表す。

例文

・山間を走るこの道は紆余委蛇としていて、初心者には運転が難しい。
・祖父の家へ向かう道は紆余委蛇の山道で、車酔いしやすい人にはつらい。
・古い街並みの路地は紆余委蛇としており、歩いていると迷い込んでしまいそうだ。
・このハイキングコースは紆余委蛇の連続で、登り切るにはかなりの体力が必要だ。

四字熟語 紆余委蛇
読み うよいだ、うよいい
出典 司馬相如『文選』上林賦
英訳 A winding and meandering path.
Snaking through the mountains.
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月10日