振臂一呼とは

腕を振って声を張り、自らを奮い立たせること。

を振るいて一呼する」と読み下す。

古代中国、戦国時代。
前漢の軍人「李陵りりょう」が匈奴との戦いにおいて壊滅的な敗戦を喫し、大半の兵を失った。残った兵はわずか百人にも満たず、しかも傷病兵ばかりで戦力としてはほとんど役に立たなかった。
しかし李陵が腕を振って号令をかけると、傷ついた兵までもが立ち上がり、再び戦う気概を示した。
剣を振りかざして敵を指し示し、その士気の高まりで敵を圧倒し、匈奴の騎馬兵は恐れをなして逃げ惑ったという。

四字熟語 振臂一呼
読み しんぴいっこ
出典 『文選』李陵
使用漢字
最終更新日:2025年9月12日