八岐大蛇とは

日本神話に登場する、八つの頭と八つの尾を持つ巨大な蛇。

日本書紀によると、八岐大蛇は出雲いずも簸川ひのかわの上流にいて、酒を好み、毎年一人ずつ娘を食っていた。
老夫婦の「脚摩乳あしなづち」と「手摩乳てなづち」の娘「奇稲田姫くしなだひめ」を救うため、「素戔嗚尊すさのおのみこと」が「奇稲田姫」との結婚を条件に八岐大蛇を退治した。
このとき、その尾の中から草薙剣くさなぎのつるぎを得たという。
なお草薙剣は後に三種の神器の一つとなり、天叢雲剣あまのむらくものつるぎと同一視されている。

例文

・八岐大蛇を退治した伝説は、日本神話の中でも有名な話だ。
・彼の力はまるで八岐大蛇のように、強大で誰も手が出せなかった。
・スサノオは八岐大蛇を倒すため、知恵と勇気を尽くした。
・八岐大蛇の退治に関する話は、現代でも教訓として語り継がれている。

四字熟語 八岐大蛇
読み やまたのおろち
出典 『日本書紀』
英訳 The Eight-Headed Serpent (a mythical giant serpent from Japanese mythology)
類義語
使用漢字
最終更新日:2025年1月20日