三舎退避とは

軍隊が相手を恐れて、九十里の距離を空けて避けるという意味。
実力の強い相手を恐れて、争いを避けること。
転じて、謙遜して相手に一目置くことを表す。

退きて三舎さんしゃく」と訓読する。

のちに晋の王となる重耳ちょうじは、楚の成王せいおうに、「もし将来、楚軍と晋軍とが中原で相対することがあったら、亡命中に世話になった礼として晋の軍隊を三舎退かせよう」と言った故事が由来。

四字熟語 三舎退避
読み さんしゃたいひ
出典 『春秋左氏伝』僖公二三年
使用漢字
最終更新日:2025年10月3日