一燈照隅とは

比叡山延暦寺を開いた伝教大師、最澄が唐から持ち帰った言葉で、正確には「一燈照隅いっとうしょうぐう万燈照国ばんとうしょうこく」という。

「最初は一隅を照らすような小さな灯火でも、その灯火が十、百、万と増えれば、国中を明るく照らすことになる」という意味。
一人一人が自分が置かれている環境で精一杯努力することが、組織全体にとって最も貴重であるという教え。
この言葉は、個々の努力が積み重なって大きな成果を生み出すことを強調し、社会全体や組織に対する貢献の重要性を説いている。

別表記:「一灯照隅」

例文

・彼の一燈照隅のような努力が、最終的にはチーム全体に大きな影響を与えた。
・あなたの小さな行動は一燈照隅、最初は目立たなくても、いずれ大きな変化をもたらすだろう。
・一燈照隅の教えを信じて、皆が少しずつ努力を積み重ねれば、やがて大きな成果を得ることができる。
・最澄の言葉に従い、一燈照隅の精神で、私たちは社会全体を明るく照らすことができると信じている。

四字熟語 一燈照隅
読み いっとうしょうぐう
英訳 A single lamp illuminates the corner
Individual efforts contribute to the greater good
類義語
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年2月3日