一日不食とは

仕事をしてからでないと食事をしないという意味で、労働の大切さを説いた言葉。
仕事や作業が終わるまでは食事を取らないという意味。
毎日、何かの仕事や作業に従事してからでないと食事を取らないことを指し、自己管理や規律を表す言葉として使われることがある。

単に食事を取らないという意味だけでなく、自己管理や仕事の効率向上を目的とした行動としても使われる。
この習慣は、仕事に対する集中力を高めるために取り入れる人もいる。

唐の時代の禅僧「百丈懐海ひゃくじょうえかい」は、修行のための労働を重視していた。
ある日弟子たちが、高齢の師を労わりその日は休んでもらおうと思い、農具などを隠した。
その日、百丈懐海は働くことができなくなったので部屋に閉じこもり、食事を摂らなかった。
弟子たちが理由を尋ねると「一日らざれば一日くらわず」と答えたという。

「一日不作、一日不食」を略した言葉。

例文

・彼は毎日一日不食を実践し、仕事を終えてから食事を取るようにしている。
・一日不食の生活を始めたが、仕事が終わると食事がよりおいしく感じるようになった。
・一日不食を心がけることで、集中力が高まり、仕事の効率も上がった。
・一日不食を続けることで、自己管理の意識が強くなった。

四字熟語 一日不食
読み いちにちふしょく
英訳 Not eating until the work is done
使用漢字
最終更新日:2025年1月14日