かつてここまで登って来て、どこをどう見廻わしても、耳をどう振っても蟬気がないので、出直すのも面倒だからしばらく休息しようと、叉の上に陣取って第二の機会を待ち合せていたら、いつの間まにか眠くなって、つい黒甜郷裡に遊んだ。
おやと思って眼が醒さめたら、二叉の黒甜郷裡から庭の敷石の上へどたりと落ちていた。
夏目漱石『吾輩は猫である』より
別表記:「黒甜郷裏」
四字熟語 | 黒甜郷裡 |
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読み | こくてんきょうり |
英訳 | Slumber Forty winks |
使用漢字 | 甜、裡、郷、黒 |
最終更新日:2017年9月11日 |
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