麻姑掻痒とは

思いどおりに物事が進むこと。痒いところに手が届くこと。

麻姑まこ」は古代中国の伝説の仙女の名前。10代後半の若く美しい娘の姿で、鳥のような長い爪を持っている。
「掻痒」は痒いところを掻くこと。

背中を掻くための道具の「孫の手」の語源も、麻姑の説話に由来する。
後漢の蔡経さいけいという人物が「麻姑の長い爪で背中の痒いところを掻いてもらえたら気持ちが良いだろうな」と語ったところ、神に叱責されたという逸話がある。
のちに「麻姑の手」が訛って「孫の手」と呼ばれるようになった。

麻姑まこやとうてかゆきをく」と訓読する。

四字熟語 麻姑掻痒
読み まこそうよう
出典 『神仙伝』「麻姑」
英訳 Reaching the itchy spot
対義語
使用漢字
最終更新日:2025年9月7日