酒呑童子とは

丹波国と丹後国の境にある大江山、または近江おうみ伊吹山いぶきやまに住んでいたと伝わる鬼の頭領、あるいは盗賊の頭目。
酒が好きだったことから手下たちからこの名で呼ばれていた。

日本史上で最強の鬼と言われ、日本三大悪妖怪の一つとされている。

都に出ては婦女子や財宝を略奪したが、源頼光みなもとのよりみつと四天王(渡辺綱、坂田公時、碓井貞光、卜部季武)によって退治された。

文献によっては「酒顛童子」「酒天童子」「朱点童子」などとも記されている。

伝説では、伊吹山の麓で八岐大蛇やまたのおろち素戔嗚尊すさのおのみこととの戦いに敗れ、出雲国から近江へと落ち延び、そこで富豪の娘に産ませたのが酒呑童子だとされている。
酒呑童子の配下には茨木童子がおり、四天王として星熊童子、熊童子、虎熊童子、金童子の四人の鬼、その他、数多くの鬼たちを従えていた。

四字熟語 酒呑童子
読み しゅてんどうじ
使用漢字
最終更新日:2025年10月16日