老馬之智とは

長い経験を積んで得た知恵や知識。

乗馬としては役立たなくなった馬が道をよく覚えており、道に迷った際に先導させることで事なきを得たという故事が由来。

古代中国、春秋時代、斉の桓公が戦いの帰途で道に迷ったとき、宰相の管仲が「老馬は一度通った道を覚えている」として老馬を放ち、その後を従ったところ無事に帰ることができた。

類義語:「識途老馬しきとろうば

例文

・老馬之智を活かして見事に問題を解決した。
・困難な場面で、老馬之智のアドバイスが頼りになった。

四字熟語 老馬之智
読み ろうばのち
出典 『韓非子』「説林・上」より
英訳 The wisdom of the experienced.
使用漢字
最終更新日:2025年9月3日