二桃三士とは
策略によって人を陥れ自滅させること。
古代中国の春秋時代。斉の国の三勇士「公孫接」「田開彊」「古冶子」が横暴で国を危険に晒すと考えた宰相の「晏嬰」が、三人に二個の桃を贈り、「三人の勇士の中で功績が大きい二人が食べよ」と言った。
三人のうち二人が自分の功績が大きいと誇って桃を食べたが、実は桃を食べなかった人物が一番功績が大きかったと知り、二人は自害した。
残った一人も「自分だけ生きるのは義に反する」として自害した。
こうして晏嬰の狙い通りになり、三人を互いに争わせて自殺に追い込んだという故事に基づく。
「二桃、三子を殺す」と訓読する。
四字熟語 | 二桃三士 |
---|---|
読み | にとうさんし |
出典 | 『晏子春秋』諫下 |
使用漢字 | 三、二、士、桃 |
最終更新日:2019年1月16日 |