悪人正機とは

浄土真宗の教義の中で重要な意味を持つ思想の仏教用語で、「悪人こそが救済されるべき対象である」という教えを意味する。
この考え方は、特に浄土真宗の教義に関連しており、すべての人々が仏の救済を受ける可能性を持っているという考えを強調している。
悪人であっても、仏の教えに従うことで救いを得ることができる、という意味である。
どんなに悪い行いをしていても、その人が仏の教えを信じ、真摯に悔い改めることで、救われる可能性があることを示している。

例文

・悪人正機と言って何でも許されるのだろうか。
・悪人正機の教えによれば、どんなに罪深い者でも、仏の教えに触れることで救われることができる。
・浄土真宗では、悪人正機の考え方が根底にあり、誰でも念仏を唱えることで救われると説かれている。
・彼は自分の過去の過ちを悔い、悪人正機の教えを信じて仏に救いを求めた。

四字熟語 悪人正機
読み あくにんしょうき
英訳 The evil person is the true object of salvation.
Even a bad person is a suitable candidate for salvation.
使用漢字
最終更新日:2024年12月4日