「負荊」は罪人を打つイバラの杖のこと。
古代中国の春秋戦国時代。趙の国に廉頗という将軍と、藺相如という政治家がいた。
敵国の秦が趙に攻めてきたとき、藺相如は秦との交渉へ出向き、廉頗は秦の攻撃から国を守っていた。
趙国の王は藺相如のほうを気に入り、廉頗より高い位へ取り立てた。
廉頗はこのことを恨んでいたが、藺相如は廉頗と争うと秦に滅ぼされるとして廉頗を避けるようになった。
あるとき藺相如は部下に対して「秦が侵攻できずにいるのは、我国に私と廉頗が居るからだ」と語った。
そのことを知った廉頗は自身を恥じて、裸で茨の鞭を背負い、藺相如に心から謝罪して、後に相手のために死んでもいいと思うほどの親友になったという故事が由来。
「廉頗荊を負う」と訓読する。
・廉頗負荊の精神で、過去の栄光にこだわらず静かに暮らす。
・廉頗負荊の姿勢を見習うべきだ。
・廉頗負荊という態度が、無駄な競争から身を守る。
・いくつかの時期を経て、彼は廉頗負荊に身を置くこととなった。
四字熟語 | 廉頗負荊 |
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読み | れんぱふけい |
出典 | 『史記』廉頗藺相如 |
英訳 | A hero who has humbled himself despite past glory. |
類義語 | |
使用漢字 | 廉、荊、負、頗 |
最終更新日:2025年1月7日 |
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