「負荊」は罪人を打つイバラの杖のこと。
古代中国の春秋戦国時代。趙の国に廉頗という将軍と、藺相如という政治家がいた。
敵国の秦が趙に攻めてきたとき、藺相如は秦との交渉へ出向き、廉頗は秦の攻撃から国を守っていた。
趙国の王は藺相如のほうを気に入り、廉頗より高い位へ取り立てた。
廉頗はこのことを恨んでいたが、藺相如は廉頗と争うと秦に滅ぼされるとして廉頗を避けるようになった。
あるとき藺相如は部下に対して「秦が侵攻できずにいるのは、我国に私と廉頗が居るからだ」と語った。
そのことを知った廉頗は自身を恥じて、裸で茨の鞭を背負い、藺相如に心から謝罪して、後に相手のために死んでもいいと思うほどの親友になったという故事が由来。
「廉頗荊を負う」と訓読する。
四字熟語 | 廉頗負荊 |
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読み | れんぱふけい |
出典 | 『史記』廉頗藺相如 |
類義語 | |
使用漢字 | 廉、荊、負、頗 |
最終更新日:2024年6月9日 |
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